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日本の長い戦後

著者:橋本明子  / 山岡由美
出版社:みすず書房
出版日:2017年07月19日頃
ISBN10:4622086212
ISBN13:9784622086215
販売価格:3,960円
憲法改正、領土問題、歴史認識問題はなぜ、こんなにも軋轢を招くのか。アメリカで教える気鋭の社会学者が比較文化の視点から、日本の「敗戦の文化」を考察する。 私たちが家族、学校、メディアをとおして触れる戦時の物語は多様だーー戦場で英雄だった祖父、加害の体験を話さずに逝った父、トラウマを解消できない被害者たち。それらの記憶は、史実に照らして見直されることなく共存し、家族内では、調和が最優先される語りが主観的に選び取られる。 高校の歴史教科書・歴史漫画の分析からは、なぜ若い世代が自国に自信をもてないか、その理由が見えてくる。 そしてメディアは、記憶に政治色をつけながら、それぞれ違う物語を映し出す。 戦後70年を過ぎた今、不透明な過去に光を当て、問題の核心に迫る。 日本の読者のみなさまへ 謝辞 第1章 敗戦の傷跡と文化的記憶 文化的トラウマ、記憶、国民アイデンティティ 戦争の記憶をめぐる三つの道徳観とその語り(戦死した英雄を語るーー「美しい国」の記憶/被害者を語るーー「悲劇の国」の記憶/加害者を語るーー「やましい国」の記憶) 敗戦の文化にみられる記憶の分断 本書について 第2章 個人史と家族史を修復する記憶 戦中世代の証言 語らない親との対話ーー溝を埋め、傷を癒す(「温厚な父」/「戦争は、絶対に起こしてはいけない」/「戦争の反省などみじんもない」) 家族への帰属意識と無力感の内面化 第3章 敗北感の共有とその位置づけーーメディアのなかの英雄、被害者、加害者の物語 政治パフォーマンスとしての追悼(勝算のない戦争でなぜ死ななければならなかったのか/新聞社説に見る戦争責任と被害の言説) 追悼の季節の文化メディア(われわれの悲惨な戦争/父たちの愚かな戦争/祖父たちの立派な戦争) 国民としての帰属意識と阻まれた他者への共感 第4章 戦争と平和の教育ーー子供にどう第二次世界大戦を教えるか 上からの歴史ーー教科書のなかの戦争と平和(高校歴史教科書のなかの戦争と平和/公民教科書のなかの戦争と平和) 下から見た歴史ーー「学習漫画」のなかの戦争と平和(「学習用」歴史漫画/「大衆的」歴史漫画) 子供世代向けの教訓としての文化的トラウマ 第5章 敗戦からの回復とは何かーー他国との比較から 敗戦の文化を乗り越えるーー道義的回復に向けた三つの展望(ナショナリズムの視点ーー名誉と愛国心、国への帰属意識/平和主義の視点ーー心の癒しと人間の安全保障/国際協調(和解)主義の視点ーー正義と道義的責任) 和解のグローバル・モデルはあるのか ドイツとの比較 「普通の国」として世界に返り咲く 訳者あとがき 原注 参考文献 索引
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