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出版社:法政大学出版局
出版日:2014年01月21日頃
ISBN10:4588099787
ISBN13:9784588099786
販売価格:5,500円
スピノザの体系の起源と形成および理解のために、存在論的かつ認識論的な射程をもつ〈表現〉という概念の重要性に注目し、これを徹底的に追及することによって、その力動的な本質を明らかにする。スピノザを静的と見なす従来の解釈を逆転させ、現代のスピノザ・ルネサンスをリードした革新的研究。
はしがき
序論 表現の役割と重要性
第 I 部 実体の三つ組
第1章 数的区別と実在的区別
第2章 表現としての属性
第3章 属性と神の名称
第4章 絶対者
第5章 力
第 II 部 平行論と内在性
第6章 平行論における表現
第7章 二つの力と神の観念
第8章 表現と観念
第9章 非十全性
第10章 デカルトとスピノザ
第11章 表現の内在性と歴史的要素
第 III 部 有限様態について
第12章 様態の本質、無限から有限への移行
第13章 様態の存在
第14章 身体は何をなしうるか
第15章 三つの秩序と悪の問題
第16章 倫理的世界観
第17章 共通概念
第18章 第三種の認識に向かって
第19章 至福
結論 スピノザにおける表現の理論(哲学における表現主義)
付録 『エティカ』の計画とこの計画が実現された際の注解の役割についての形式的研究──二つの『エティカ』
原注
訳者注
訳者あとがき
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