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出版社:農山漁村文化協会
出版日:2020年03月13日頃
ISBN10:4540192124
ISBN13:9784540192128
販売価格:1,980円
1万1700年前からの地質時代区分「完新世」に1950年代からの「人新世」という新たな区分が必要と提唱されるほど、人間活動により激変する地球環境。その原因と結果を解説、立ち向かうため日本農業にできることは何かを明らかにする。「物質と生命の循環」の視角から、農業への環境支払い制度を確立し、持続的な農業農村をつくるためのビジョンを共有、地域で各種施策を総合化することが必要と説き、具体例として本来の畜産への回帰、木質バイオマスの健全な循環、気候変動に備えた水利システムの恒常的な見直しを提案。
初章 限界値を超えた地球環境問題
第1章 「人新世」の地球環境問題の本質ー物質と生命がともに循環しなければ地球環境は維持されない
第2章 文明が持続するための働きかけ
第3章 私たちは地球環境問題に対応できるのか
第4章 環境倫理 どう考えていくべきか
第5章 地球環境問題の最大の課題は農業
第6章 健全で活発な農業生産を
第7章 農業から地球環境問題に展望を拓くいくつかの試み
終章 日本農業が先頭に立ち、地球環境問題に取り組もう
初章 限界値を超えた地球環境問題
第1章 「人新世」の地球環境問題の本質ー物質と生命がともに循環しなければ地球環境は維持されない
第1節 いろいろな地球環境問題
第2節 物質と生命がともに循環して地球環境は持続する
第3節 なぜ対応が遅れたのか - 気候変動を例に
第4節 文明と環境
第2章 文明が持続するための働きかけ
第1節 環境と経済と社会の統合 - SDGs
第2節 人類が育んできた叡智を習う - 日本からの発信
第3章 私たちは地球環境問題に対応できるのか
第1節 人口増加は止まるのか
第2節 資源浪費型社会から脱却できるか
第4章 環境倫理 どう考えていくべきか
第5章 地球環境問題の最大の課題は農業
第1節 農業と地球環境の密接なかかわり
第2節 90億人を養えるのか
第3節 国土に窒素・リンが溢れている
第4節 生命が循環しなければ物質は循環しない
第5節 気候変動による農業への影響
第6章 健全で活発な農業生産を
第1節 日本の農業は活発でなく、世界の食糧事情が緊迫するなかで国民を養っていけない
第2節 日本の農業は健全でなく、物質と生命の循環を阻害している
第3節 安全保障、国土経営、地球環境のために、健全で活発な農林業生産が不可欠である
第4節 いくつかの試みがなされている。しかし進んでいない
第5節 施策を総合化する
第6節 公的支援と社会資本整備
第7節 地域でコモンズを育み、ビジョンを共有する
第7章 農業から地球環境問題に展望を拓くいくつかの試み
第1節 本来の畜産に可能な限り回帰する
第2節 木質バイオマスを健全に循環させる
第3節 気候変動に備え水利システムを恒常的に見直す
終章 日本農業が先頭に立ち、地球環境問題に取り組もう
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