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出版社:日本評論社
出版日:2020年07月08日頃
ISBN10:453552453X
ISBN13:9784535524538
販売価格:4,950円
法律時報2017年8月号から1年間連載した企画の書籍化。1ユニットを3号に分割掲載し、これを4セット(=合計12回掲載)繰り返し
た座談会の連載をベースに、書籍化にあたって宍戸教授以下4名の研究者が解題を書き下ろし、1冊にまとめている。「憲法総論(方法論的主題)」、「統治機構」、「人権と司法審査」、再び「憲法総論(憲法史/学説史)」といった4つのテーマ(ユニット)にそれぞれ担当者を立て、その担当者が中心となって、高橋・高見両教授の業績に基づき核となる質問を行い、質疑応答を行っている。
戦後憲法学の理論的支柱を担った両教授の憲法学を訪ね、併せて両教授が歩んだ時代=日本国憲法と憲法学の70年の歩みにフォーカス
し、示唆を求めているが、回顧趣味とは一線を画した瑞々しいクロスジェネレーション企画である。
第1部 憲法総論その1--理論と方法
[解 題]「戦後憲法」が若かった頃……林 知更
[座談会]
第1 研究の出発点、憲法学の方法論
第2 主権論と国家法人説ー─ドイツ憲法研究とフランス憲法研究(1)
第3 国民主権からデモクラシーへー─ドイツ憲法研究とフランス憲法研究(2)
第2部 統治機構
[解 題]共通基盤に支えられた論争……小島慎司
[座談会]
第1 55年体制をどう考えるかー─議院内閣制(1)
第2 統治構造の分析視角ー─議院内閣制(2)
第3 権力分立論と国家の諸作用
第3部 司法権・人権
[解 題]「法学としての憲法学」の多様性……宍戸常寿
[座談会]
第1 司法権の概念
第2 憲法訴訟論と審査基準論
第3 私人間効力論
第4部 憲法総論その2--歴史と学説
[解 題]理念と現実の間……西村裕一
[座談会]
第1 日本憲法学説史
第2 憲法と政治
第3 日本社会と憲法学
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