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出版社:筑摩書房
出版日:2023年11月13日頃
ISBN10:4480510877
ISBN13:9784480510877
販売価格:1,760円
動物における諸問題を扱った伝説的な講演を編集したデリダ晩年の到達点。聖書や西洋哲学の動物観を考察、脱構築する。エッセイ 福山知佐子
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一糸まとわぬ自分の姿を猫に見つめられた哲学者は、正当化不可能な、そして告白不可能な恥に襲われるーー何が恥ずかしいのか、誰の前で裸なのか、と。本書は、動物についての諸問題を扱った伝説的なコロックにおける講演と、補論として即興で語られたハイデッガー論を収録。自らの体験を「自伝」的語りとして差し出し、聖書や神話を分析しつつ〈動物〉をめぐるこまやかな考察を展開する。デカルト、カント、レヴィナス、ラカン、ハイデッガーの動物観を検証し、動物をロゴスが欠落した存在とみなして排除してきた哲学伝統の脱構築に向かう思考の挑戦。 エッセイ 福山知佐子
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デリダの到達点
人間の「固有性」を脱構築し
動物たちの哲学を開く
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まえがき マリ=ルイーズ・マレ
1 動物を追う、ゆえに私は(動物)である (続く)
2
3 ではもし動物が応答したら?
4
訳者あとがき
文庫版訳者あとがき
文献一覧
応鳴、息の犇めきーージャック・デリダの動物論に寄せて 福山知佐子
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