グラビトニックス

本書の表題として用いたグラビトニックスはグラビトンに関する科学・技術を意味するのであるが、現在の学問としては未だ確立していない学問の領域であって、一般の人々にはあまり知られていない。しかしながら開発早々の現在ですら応用範囲は生理・心理を始め、情報通信およびエネルギー工学等を含み、環境改善や医学の分野に亘り、２１世紀には、２０世紀のエレクトロニクスに代って発展の可能性を秘めている。しかも、今後の研究・開発の余地は予想もつかない。そこで少くとも現在まで進んできた道筋だけでも進歩的な科学・技術者に理解して頂くことが急務ではないか。本書は大衆の啓蒙を目的としたものではなくて、将来中心となるべき少数の学者に理解して頂くための専門書である。