千の顔をもつ英雄　下

古今東西の神話・伝承に登場する英雄たち（アポロン、ブッダ、キリスト、マホメット、老子、アマテラス、…）を、ユング心理学の原理に立って分析し、そこに現れる無意識の象徴の意味を明かし、われわれが、己の内なる真実に心開くように励ましている。 第三章　帰還ー帰還の拒絶・呪的逃走・下界からの救出・帰路境界の越境・二つの世界の導師・生きる自由　　第四章　鍵ー／　第二部　宇宙創成の円環：第一章　流出ー心理学から形而上学へ・宇宙の循環・虚空からー空間・空間の内部で・一から多へ・創造の民話　第二章　処女出産ー母なる宇宙・運命の母胎・救世主を孕む子宮・処女母の民話　第三章　英雄の変貌ー始源の英雄と人間英雄・人間英雄の幼児期・戦士としての英雄・恋人としての英雄・皇帝もしくは専制君主としての英雄・救世主としての英雄・英雄の離別　第四章ー消滅ー小宇宙の終末・大宇宙の終末／エピローグ　神話と社会：もろもろの相をもつもの・神話／儀式／瞑想の機能・現代の英雄