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出版社:国書刊行会
出版日:2016年11月25日頃
ISBN10:4336058466
ISBN13:9784336058461
販売価格:5,500円
セルフビルドの可能性を拡張する世界的建築家・石山修武。その生涯を前衛として駆け抜けた博覧強記の建築家・毛綱毅曠(モン太)。二人の鬼才が日本全国を巡り論じ尽くした伝説的連載(「異形の建築」)を、40年の時を越え、初単行本化。均質化した世界に〈異形〉の一石を投じる快著!関西の三奇人建築家(安藤忠雄・毛綱毅曠・渡辺豊和)と六角鬼丈を論じた石山修武による書き下ろし「異形の建築群(または建築の異形群)」を併載。
目次
まえがき
1 「異形」の再発見とその正統性
ーー日本近代建築の見直しへの一石
〈異〉と〈位〉の空間学ーーラ・パボニー アート・ガーデン 毛綱モン太
伴野一六邸異聞 石山修武
2 螺旋・アニマ巡礼
ーー建築の始原へタイム・トリップ
江戸三大奇館その一 毛綱モン太
栄螺堂幻想辺 石山修武
3 神々の宿る地形・建築
ーー日本的なるものの別系統
江戸三大奇館その二 阪東霊場ーー笠森寺大悲閣 毛綱モン太
巡礼パノラマ空間 石山修武
4 機械のはじまりへ
ーー日本の遊戯機巧
江戸三大奇館その三ーー妙立寺 毛綱モン太
機巧の狭間を抜けること 石山修武
5 擬洋風建築
ーー日本近代建築の伏流
異人館 毛綱モン太
職人気質の華のなかを 石山修武
6 遊行者集団の人力掘削建築
ーー日本の仏を闇に視る
〈曼荼羅起〉瑜伽洞 毛綱モン太
田谷山瑜伽洞闇の内 石山修武
7 異形の地平から
ーー日本近代建築を再考する
〈位〉と〈異〉の領域学 毛綱モン太
BARRACK 石山修武
8 メビウスの環、そして時代は廻る
ーー近代建築のもう一つの回路を求めて
はじめとおわり 毛綱モン太
BARRACK論そして異境へ おわりのはじめに 石山修武
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(書き下ろし)異形の建築群(または建築の異形群)
あとがきに代えて 異形の旅ーー毛綱モン太と久しぶりに会う
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