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出版社:弘文堂
出版日:2015年12月17日頃
ISBN10:4335356552
ISBN13:9784335356551
販売価格:5,060円
●グローバル化時代における新しい法理論を提示!
学問の垣根を越えた若手・中堅の研究者が、公法・私法間で共通の理論的プラットフォームの形成をめざした共同研究の成果。
経済や社会のグローバル化によって生じた公法・私法関係の変容に焦点をあて、グローバル化に対応する法理論の現状、法制度や法実務の変化を具体的な素材をもとに実証分析したうえで、グローバル化時代の公法・私法関係を整序する法理論を提示した果敢な試み。
序 論 グローバル化と法学の課題【浅野有紀・原田大樹・藤谷武史・横溝大】
第1部 グローバル化理論の現状分析
第1章 グローバル化時代の公法・私法関係論
-ドイツ「国際的行政法」論を手がかりとして【原田大樹】
第2章 グローバル行政法とアカウンタビリティ
-国家なき行政法ははたして、またいかにして可能か【興津征雄】
第3章 法理論におけるグローバル法多元主義の位置付け【浅野有紀】
第4章 グローバル化時代の抵触法【横溝 大】
第5章 グローバル化による近代的国際/国内法秩序枠組みの再編成
-カディ事件を契機とした試論的考察【小畑 郁】
第2部 グローバル化の実証分析
第6章 財政・金融のグローバル化と議会留保
-ドイツ公法学から見た欧州債務危機の諸相【村西良太】
第7章 国際知的財産法制に関する分配的正義および人権の観点からの考察【浅野有紀】
第8章 グローバル化と「社会保障」
-グローバル化による法的カテゴリー再編の一事例として【藤谷武史】
第9章 グローバル化時代の移民法制
-多元的システムから見たドイツの移民法制【大西楠・テア】
第10章 インターネットにおける非国家的秩序の様相
-ICANNと国家との関係を中心に【横溝 大】
第11章 国際消費者法への展望【原田大樹】
第3部 グローバル化と公法・私法関係論の展望
第12章 私法理論から法多元主義へ
-法のグローバル化における公法・私法の区分の再編成【浅野有紀】
第13章 グローバル化と公法・私法の再編
-グローバル化の下での法と統治の新たな関係【藤谷武史】
《事項・人名索引》
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