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出版社:勁草書房
出版日:2016年08月26日頃
ISBN10:4326102543
ISBN13:9784326102549
販売価格:2,640円
日本人筆者による初の「生物学の哲学」入門書。生物学を哲学的に学び、生物学を通じて哲学を学べる、一石二鳥の最新版教科書。
生物学の知見に基づき哲学の問いに挑み、生物学に関する哲学的問題を論じる「生物学の哲学」。ダーウィン進化論は何が新しく、そして私たちに何をもたらした? 利他性は進化論で説明できる? 進化は漸進的か断続的か? 発生も進化する? 種に分類できない生物もいる? 基礎から最新の話題まで明快な思考で解き明かす、決定版入門書。
[序 章] 生物学の哲学への誘い
生物学の哲学とは何か
進化論への関心
生物学の哲学の展開
本書の概要
[第1章] ダーウィン進化論から進化の総合説へ
1.1 ダーウィン進化論
1.2 ダーウィニズムの失墜
1.3 集団遺伝学の誕生
1.4 進化の総合説
[第2章] 集団的思考と進化論的世界観
2.1 集団的思考
2.2 進化論的世界観
[第3章] 利他性
3.1 利他性とは何か
3.2 血縁選択説
3.3 形質群選択説
3.4 選択のレベル論争
[第4章] 大進化
4.1 大進化の理論
4.2 断続平衡説に対する評価と批判
4.3 生層序学における化石記録の見方
4.4 断続平衡説と進化の総合説
[第5章] 発生
5.1 発生学と進化の総合説の関係
5.2 ホメオボックスの発見から進化発生学へ
5.3 進化発生学がもたらした変化
[第6章] 種
6.1 種と分類
6.2 種タクソンの存在論的身分
6.3 種カテゴリーに本質はあるのか
6.4 微生物と本質主義
参考文献
あとがき
索引
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