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出版社:共立出版
出版日:2012年06月25日頃
ISBN10:4320057384
ISBN13:9784320057388
販売価格:3,740円
行動生態学は,進化という観点から,動物の行動・生態を考察する学問である。ダーウィンによって提唱された自然淘汰,性淘汰の概念は,さまざまな種を対象にした実証研究,現代遺伝学の知見,数理モデルによる検証などによって拡張され,動物の行動,生態,形態などの表現型を科学的に理解することを可能にした。
本書は,行動生態学における中心的な理論,重要な仮説,最近の研究の動向を取りまとめた国内初の教科書である。行動生態学,動物行動学,進化生態学に興味を持つ高校生,大学生,大学院生が,最初に読むべき一冊である。
第1章 行動生態学の基礎(粕谷英一)
第2章 採餌,捕食回避(本間 淳・西田隆義)
第3章 移動・どこに住むか(依田 憲)
第4章 メカニズム・至近要因(宮竹貴久)
第5章 表現型進化の理論アダプティブ・ダイナミクス(Adaptive dynamics)(高須夫悟)
第6章 性・性淘汰(1)(狩野賢司・古賀庸憲)
第7章 性・性淘汰(2)(古賀庸憲・沓掛展之・狩野賢司)
第8章 親子関係・発達(相馬雅代)
第9章 社会行動(松浦健二)
第10章 信号・コミュニケーション(田中啓太・上田恵介)
第11章 進化・系統(沓掛展之)
引用文献
索引
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