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出版社:共立出版
出版日:2009年06月29日頃
ISBN10:4320056892
ISBN13:9784320056893
販売価格:3,850円
動物の最大の特徴はすばやい動きであり、それゆえに「動物」の名を授かっている。英語のanimalはラテン語のanima(魂)に由来しており、「動き」は生命そのものも意味している。すなわち、動物の動き方は、その生き物の生存戦略を映し出しているともいえるだろう。動物の動きは肉眼で見える動きにとどまらない。本書『動物の「動き」の秘密にせまる』では、白血球、精子、単細胞生物、さらには細胞の中まで、大きさのレベルを問わず「動き」のさまざまな様式を紹介する。
第1章 細胞の分裂ー核と細胞質の均等分配・・・浜口幸久
第2章 色素胞ー素早い体色変化の担い手・・・大島範子
第3章 収縮胞ーリズミカルに動く細胞のポンプ・・・冨永貴志
第4章 小胞輸送ー細胞内のタンパク質宅配便・・・尾崎浩一
第5章 受精ー精子が卵にたどり着くしくみ・・・稲葉一男
第6章 細胞行動ー感じてたじろぐ単細胞生物・・・吉村建二郎
第7章 細胞移動ー接着構造と細胞骨格のはたらき・・・辰巳仁史
第8章 筋肉ー動物界最大の力発生メカニズム・・・土屋禎三・石井禎基
第9章 キャッチ筋ー疲れしらずの貝の筋肉・・・山田 章
第10章 針刺し運動ー動きつづけるミツバチの針・・・小川宏人
第11章 刺胞の射出ー細胞のミサイル発射・・・日高道夫
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