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出版社:ニュートンプレス
出版日:2021年02月20日頃
ISBN10:4315523402
ISBN13:9784315523409
販売価格:1,900円
犯罪学者という言葉を聞いて,どのようなイメージが思い浮かぶでしょうか? スマートな推理で殺人犯を特定する名探偵のような存在でしょうか? 緻密な分析で事件を解決に導く捜査官のような存在でしょうか? 実際の犯罪学者は,刑事ドラマやサスペンスに登場するようなヒーローとは異なり,「犯罪」という存在そのものに向き合い,犯罪の傾向や犯罪性の本質,防犯の方法などを地道に研究しています。
犯罪学は比較的新しい学問で,その起源は18世紀後半にあります。それまで「犯罪学」という名称は存在せず,学問分野として認識されたのは20世紀に入ってからのことです。本書は,現役の犯罪学者が犯罪学の歴史をたどりながら,「犯罪を行うのはどのような人なのか?」,「犯罪はどのくらい発生しているのか?」,「犯罪を防ぐにはどうすればいいのか?」など,さまざまなテーマで多角的に犯罪学を語ります。
誰もが犯罪の被害者になり得る現代社会。本書を読むことで,犯罪の傾向や,犯罪が起こりやすい場所,犯罪を防ぐ方法など,犯罪のことを正しく理解することができるでしょう。
第1章 はじめに
第2章 犯罪とは何か?
相対性
刑事司法の焦点
犯罪かハームか?
第3章 誰が犯罪を行うのか?
ホワイトカラー犯罪
犯罪の分布
犯罪からの離脱
誰が犯罪を行うのか?
第4章 犯罪はどのように計測されるのか?
計測の始まり
新たなアプローチ
統計はどれくらい信頼できるのか?
犯罪調査
第5章 近年の犯罪の傾向を理解する
戦後の犯罪の激増
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