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出版社:日経BP
出版日:2022年01月15日頃
ISBN10:4296110284
ISBN13:9784296110285
販売価格:1,980円
社内業務を対象にデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業は多いものの、どこも期待したほどの成果を出せていない。原因は、企業の制度・ルールにメスを入れられず、組織のしがらみを断ち切れなかったために、単なる業務システムの改善で終わってしまっているからだ。この強固な壁を乗り越えるには、大胆な発想の転換が必要となる。
業務について考えてみよう。従来は、「人(社員)」に業務知識、業務システムの使い方、制度・ルール、組織の論理などを教え込み、業務を回すのが当たり前のやり方である。「業務は人を中心に回す」という発想だ。
この考え方を「Human-Oriented」とするなら、対極にあるのが「Digital-Oriented」である。人に教え込んでいた要素をすべて「デジタル側」に埋め込み、業務を自動で回そう、と発想転換するのだ。つまり、「業務はデジタルを中心に回す」ということ。この発想こそ、日本企業のDXのカギになる。
Digital-Orientedの思想はデジタル領域にとどまらず、企業の制度・ルールや業務システムのあり方、組織の構造にまで大きな影響を及ぼす。デジタル化とセットで業務改革・組織改革を進めれば、企業はDXの一歩先を行く未来へと前進できる。
【DXを推進する経営層が大注目!】
『企業のデジタル活用が進んでいくと、
必然的に到達する姿だと感じた』
ーー ファミリーマート 西脇幹雄CFO
『監査業務の多くがデジタル化されたら、
監査法人の競合相手はグーグルやアマゾンかもしれない』
ーー 太陽監査法人 山田茂善CEO
『人は、作業ではなく、お客様に感動していただくために
何か面白いことをできないか、と知恵を絞るべき』
ーー オンワードホールディングス 保元道宣社長
『デジタル技術の活用コストが日常的に使える水準になれば、
Digital-Orientedの方向でほぼ決まりだと考えています』
ーー 大樹生命保険 黒田正実会長
第1章 停滞する日本企業のDX、求められる発想の転換
第2章 近未来モデル「Digital-Oriented」の世界
第3章 Digital-Orientedによって変わる業務、組織、システム
第4章 デジタルリーダーサミット 〜先端デジタル企業9社が論じるDXの近未来〜
第5章 経営者が語るデジタル化の未来とDigital-Oriented革命
第6章 Digital-Orientedの時代、人はどう生きるべきか
[第4章 デジタルリーダーサミット参加者]
ABBYYジャパン株式会社 代表取締役 小原 洋 様
Al inside 株式会社 代表取締役社長 CEO 渡久地 択 様
オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 日本代表 由井 希佳 様
Blue Prism株式会社 社長 長谷 太志 様
株式会社コンシェルジュ 代表取締役 CEO 太田 匠吾 様
DataRobot,Inc. ジャパン カントリーマネージャー 馬場 道生 様
ファーストアカウンティング株式会社 代表取締役社長/CEO 森 啓太郎 様
RPAテクノロジーズ株式会社 代表取締役執行役員社長 大角 暢之 様
UiPath株式会社 取締役 最高収益責任者 鈴木 正敏 様
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