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「松本清張」で読む昭和史

著者:原武史
出版社:NHK出版
出版日:2019年10月10日頃
ISBN10:4140885866
ISBN13:9784140885864
販売価格:880円
時代を超えて、闇は残る 「社会派推理小説」というジャンルを確立した国民的作家・松本清張。格差、差別といったタブーを恐れずテーマとして取り上げる姿勢、地方から中央を相対化する視線により、その作品には昭和という時代の闇が刻印されている。代表作の数々を「鉄道」と「天皇」に注目して読み解き、歴史の暗部に光をあてる。     はじめに──昭和史の闇を照らす 第一章 格差社会の正体──『点と線』     香椎とはどんな土地か     近現代的な視点と古代史的視点の共存     アリバイ崩しに挑む『点と線』     寝台特急「あさかぜ」の登場     急行の旅から香る「時代の空気」     難行苦行としての鉄道の旅     特急と急行から“格差”が見える     四分間のトリック     現実の人間を描く     物語を動かす女性の心理     『点と線』はなぜ古びないのか     コラム 「あさかぜ」の思い出 第二章 高度経済成長の陰に──『砂の器』     『砂の器』とその時代     中年刑事が見た新進芸術家集団     ヌーボー・グループの中の格差     住宅事情に見る暮らしの現実     太平洋側と日本海側の“落差”     経済成長から取り残されたもの     事実に基づくトリック     東京中心史観の相対化     想像を絶する落差     時代の矛盾に目を向ける     コラム 昭和の車内とお伊勢参り 第三章 占領期の謎に挑む──『日本の黒い霧』     『小説帝銀事件』から『日本の黒い霧』へ     「GHQの謀略」という史観     今に続く米軍基地の問題     大岡昇平の清張批判     清張が目指したこと 第四章 青年将校はなぜ暴走したか──『昭和史発掘』     「オーラルヒストリー」の先駆け     軍事クーデターとしての二・二六事件     明治の再来としての昭和     直訴の頻発と政党政治の終焉     皇道派と統制派の対立     幻の宮城占拠計画     清張が三島の認識を変えた?     中橋基明の挫折     夜明けに中橋は何を思ったか     秩父宮と安藤輝三     理想の天皇像は秩父宮?     天皇の弟、秩父宮     処刑された当事者たち     貞明皇后と昭和天皇の確執     コラム 秩父宮はなぜ東北本線で上京しなかったのか 第五章 見えざる宮中の闇──『神々の乱心』     全精力を傾けた未完の遺作     裏で権力を持つ女性     「次男」という存在     アマテラスの弟・ツクヨミ     「神々の乱心」の意味     見えないものを書く     史料公開で明らかになった清張の先見性     結末のシナリオを予想する 終 章 「平成史」は発掘されるか     歴史家・思想家としての松本清張     『平成史発掘』のテーマ     「おことば」と祈り     平成から令和へ     おわりに
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