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出版社:東京大学出版会
出版日:2022年08月22日頃
ISBN10:4130530968
ISBN13:9784130530965
販売価格:4,180円
多くの著作と自身の「生き方」を通じて戦後から現代の日本の教育に問いを投げかけ、学び教える人を励まし関わり続けた人生とその仕事を振り返る。「地域教育計画」「生活綴方」「民間」への着目など、初期の模索から、「生きる権利としての教育」「生命」「環境」「アート」の思想まで、豊かな水脈に出会い直す書。
まえがき(編者)
第I部 大田堯の生涯ーー「教育とは何か」を問い続けて(田嶋 一)
教育学への関心の成立
戦後教育改革と教育研究
民間・民衆への関心の深まり
教育基本法改定の動向と社会的活動
教育とは何かを問い続けて
第II部 大田堯の仕事ーー「人間の教育」を求めて
第1章 本郷プラン後の地域教育計画ーー若き日の学問の模索(小国喜弘)
第2章 「話し合う」と「関わり合う」教育研究に向けてーー生活綴方との出合い(狩野浩二)
第3章 「民間教育」と「子育ての習俗」への視座ーー「ひとなる」という教育思想のなりたち(田嶋 一)
第4章 戦後民主主義と教育ーー学習権から基本的人権・生存権を編みなおす(香川七海)
第5章 「ちがう」「かかわる」「かわる」に込められた教育思想ーー教育学を生命の科学につなぐ(久保健太)
第6章 学習環境としての「社会的文化的胎盤」--「自然との共存をめざす教育」への道程(安藤聡彦)
第7章 「教育はアート」の根底にあるものーー教育を通した人間のlifeの研究(上野浩道)
あとがき(編者)
年譜(相馬直美)
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