|
出版社:東京大学出版会
出版日:2021年12月07日頃
ISBN10:413033302X
ISBN13:9784130333023
販売価格:1,650円
新型コロナウイルス感染症によって,世界秩序は大きく変化している.その影響は米中といった超大国だけではなく,地域大国(BRICS)にも及んでいる.本書は,大きく変化する国際関係を地域大国といわれる国々を中心に多角的な視点から分析し,最新の動向を踏まえ展望する.
序文(池内 恵)
新しい世界の見方(川島 真・池内 恵)
I 地域大国の立場
コロナ危機後のロシアと世界ーー「長い二〇一〇年代」か,新しい世界か(小泉 悠)
継続する安全保障化と地域秩序中心のアプローチ
--コロナ危機下の二〇二〇年におけるトルコの内政と外交(今井宏平)
インドーーコロナの苦境を機会に変えることができるか(伊豆山真理)
インドネシアーーコロナ危機下の反民主的政治アジェンダ(本名 純)
ブラジル・ボルソナーロ政権はなぜパンデミックを防げなかったのか?
--予見されていたコロナ禍の危機と米中対立下での外交戦略(舛方周一郎)
南アフリカ,そしてアフリカの衰退と再生(平野克己)
II 小国の立ち回り
中国=モンゴル関係のメタファーとしてのコロナ(尾崎孝宏)
アフター・コロナの中国の新疆政策(田中 周)
「小国」は主体か,客体か?--米中対立下の香港(倉田 徹)
台湾ーーコロナ危機により深まった中国との分断(福田 円)
楽園の疫病ーー太平洋島嶼国の現実(早川理恵子)
北朝鮮の新型コロナウイルス対策(宮本 悟)
III 地域のまとまりと分裂
アフターコロナの中東秩序(池内 恵)
中央アジアの新型コロナ問題と国際関係ーー減速する世界?(宇山智彦)
キューバ白衣外交の文脈ーートランプとコロナ(上 英明)
あとがき(川島 真・池内 恵)
|