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出版社:東京大学出版会
出版日:2021年03月26日頃
ISBN10:4130330829
ISBN13:9784130330824
販売価格:4,180円
現代インドがモディ政権のもと,どのように変貌しつつあるのか,政治・経済,国際関係と社会の実態を明らかにする.コロナ禍にあっても支持を維持するモディ政権が,いかなる新しい政策を実施し,新しいインドを実現していこうとしているのか,グローバルな変化との関係のなかで描きだす.
序 論 モディ政権とこれからのインド(堀本武功・村山真弓・三輪博樹)
第I部 2000年代以降のインドの展望
1 2010年代のインド政治ーーインド人民党による一党優位状況の成立(三輪博樹)
2 2010年代のインド経済ーー攻めあぐむ経済改革の本丸(小島 眞)
3 大国を指向するモディ外交(堀本武功)
第II部 変動する内政・国際関係
4 2019年インド連邦下院選挙
--インド人民党の地理的・社会的な支持基盤拡(サンジャイ・クマール)
5 モディ政権の「参謀本部」--首相府による集権的統治の構造(佐藤 宏)
6 拡大するインドと日本の協力関係(プルネンドラ・ジェイン)
7 インド台頭論と2000年代以降の印中関係
--「経済大国としての共存」から「対抗する大国モデル」へ(伊豆山真理)
8 インド外交とインド太平洋の包摂性(ニディ・プラサード)
第III部 変位する経済・社会
9 「世界最大の公的雇用プログラム」の政治経済学(湊 一樹)
10 デジタル金融サービスを通じた課題解決(二階堂有子)
11 モディ政治における電力政策ーー言説と現実(溜 和敏)
12 モディ政権と「女性問題」--ムスリムの離婚トリプル・タラークを中心に(村山真弓)
終 章 新型コロナウイルス禍に始まる2020年代(堀本武功・村山真弓・三輪博樹)
インド情報の探し方・文献案内(坂井華奈子)
Future Directions of India:
The Changing World and the Modi Government
Takenori HORIMOTO, Mayumi MURAYAMA, and Hiroki MIWA, Editors
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