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出版社:東京大学出版会
出版日:2015年07月15日頃
ISBN10:4130141414
ISBN13:9784130141413
販売価格:4,180円
最高峰のメディア理論家たちによるマニフェストから本シリーズは始まる.20世紀の知的フロンティアを形成すると同時に,人文学,文化研究,社会理論の分野を学際的に開拓してきた「メディア論」研究.その成果を踏まえ,デジタル時代の〈メディア知〉としての次元をどのように切り開くことができるか.「メディアの哲学」の基礎を問い,メディアの知のアーキテクチュアを描き出す.
序 章 知のデジタル転回(石田英敬)
第1部 メディア・オントロジー
第1章 フィクションと「表象不可能性」:あらゆる映画は,無声映画の一形態でしかない(蓮實重彦)
第2章 メディアの存在論に向けて(フリードリヒ・キットラー/大宮勘一郎訳)
[対話コラム1]眼と耳/映像と音(キットラー×蓮實重彦)構成:中路武士
第2部 形而下的/形而上的
第3章 カタツムリの目的論=遠隔ー論理:WiMaxネットワークを装備し彷徨する自己(ベルナール・スティグレール/西 兼志訳)
第4章 われわれ自身のものならざる思考:選択的注意に何が起こったか(バーバラ・マリア・スタフォード/星野 太訳)
[対話コラム2]注意の危機(スティグレール×スタフォード)構成:中路武士
第3部 ホモジェナイズド・メディア
第5章 技術的時間を生きる(生かす)こと:代理母的メディアから認知の分配へ(マーク・ハンセン/大橋完太郎訳)
第6章 リアリティ・マイニング、RFID、無限のデータの真なる恐怖(N・キャサリン・ヘイルズ/御園生涼子訳)
第7章 メディアアートとの対話(藤幡正樹・石田英敬)
[対話コラム3]RFIDとメディアアート(ハンセン×ヘイルズ×藤幡正樹)構成:中路武士
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