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著者:岩井秀一郎
出版社:小学館
出版日:2017年03月01日頃
ISBN10:4093798761
ISBN13:9784093798761
販売価格:1,870円
戦後日本人はなぜこの男の存在を忘れたのか
「圧倒的な事実で迫る昭和秘史」--古川隆久・日本大学教授推薦
昭和13年1月15日、首相官邸において「大本営政府連絡会議」が開かれた。蒋介石率いる中華民国との和平交渉を継続するのか、それとも打ち切って戦争に突き進むのか、日本側の最終決断がいよいよ決せられようとしていた。近衛首相、廣田外相、米内海相らが居並ぶこの会議で、たった一人「戦線不拡大」を訴えたのが、参謀次長・多田駿だった。
「声涙(せいるい)共に下る」--多田は、日中間で戦争をすることが両国民にとっていかに不幸なことであるかを唱え、涙ながらに日中和平を主張したという。しかし、その意見が受け入れられることはなく、以後日本は泥沼の日中戦争に嵌っていくことになる。
陸軍屈指の「中国通」として知られ、日中和平の道を模索し続けた多田駿。だが、これまで評伝は1冊もなく、昭和史の専門家以外にはその名を知る人はほとんどいない。
「多田駿とは何者か?」著者はその疑問を解くために、厖大な数の文献を読み漁り、遺族を訪ねて未発表史料を発掘しながら、その足跡を丹念にたどっていく。
戦後日本人が忘れていた一人の“良識派”軍人の素顔がいま初めて明らかになる。
【編集担当からのおすすめ情報】
編集担当者は、恥ずかしながらこの作品に出合うまで「多田駿」という人物を全く知りませんでした。一時は、東條英機と並び陸軍大臣の最終候補にまで挙げられていたにもかかわらず……。しかし、本作品を通じて、この人間味あふれる“良識派”軍人の存在を知った今となっては、一人でも多くの日本人にその思想と言動を知っていただきたいと思っています。本書は、単なる過去の回想録や昭和史の論考というにとどまらず、現在の日中関係や日本人の世界観にも多くの示唆を与えるものと確信しています。ぜひご一読ください。
プロローグーー“終の住処”を訪ねて
序章 参謀次長の涙ーー「日中和平」ならず
第一章 「弱い者いじめ」が大嫌いーー仙台から満洲・天津へ
第二章 不拡大派“最後の砦”--「中国通」参謀次長の本懐
第三章 失われた良識ーー熾烈な権力抗争の中で
第四章 幻の陸軍大臣ーー東條英機の対極として
第五章 房総での閑日月ーー自責の念を抱えた将軍
終章 相馬御風への手紙ーー良寛を介して溢れる心情
エピローグーー友とともに
多田駿 略年譜
あとがき
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