ホルンペッター

期待の新人、デビュー作！ 野島春生は小学六年生。最近、自分には何かが足りないという不安と焦りを覚えながら過ごしている。 あるとき、母に連れて行ってもらったライブでトランペットに 出合い一目惚れ。やってみたいと両親に相談するが、なぜだか、母からホルンのマウスピースを渡され、ホルンを練習することになってしまう。納得いかないままホルンを始めた春生だったが・・・・・・。自分自身のこと、親友たちとのこと、悩み多き小学生男子の友情と成長の物語。 第1回小学館ジュニア文庫小説賞 金賞受賞作品。 【編集担当からのおすすめ情報】 「あれ？ なんでこんなにホルンのことが頭から離れないんだろう。 上手くなりたい。早く綺麗な音を吹きたい。そんなことばかり ずっと考えている僕がいる」 （第9章「地球の影と月明かり」より） ちょっとした偶然が“運命”に変わることもあるーーーー。 あなたにもそんな体験、ありませんか？ 悩み多き少年・春生くんが自分の”やりたいこと”を見つける過程を、周りの家族や友人たちとの対話を交えて丁寧に描いた力作です。 期待の新人、雨都雪さんのデビュー作、 その爽やかな読後感をぜひ味わってください！！