|
出版社:岩波書店
出版日:2019年06月15日頃
ISBN10:4006004060
ISBN13:9784006004064
販売価格:1,430円
現代ドイツの代表的社会哲学者ユルゲン・ハーバーマスが、2007年から約十年間にわたり、ギリシアの経済危機やイギリスの欧州連合離脱問題など相次ぐ危機に直面するヨーロッパの状況について、そのつど発表した政治的エッセイやインタビューを集成。独自の批判的社会論の立場から、ヨーロッパの問題点を抉り出し、進むべきトランスナショナルな公共圏への道を示す。各論文・インタビューの冒頭に編訳者・三島憲一氏の解題を付す。新訳4編を含む岩波現代文庫オリジナル版。
編訳者まえがき
1
デモクラシーか 資本主義か?
民主主義の尊厳を救え!
テクノクラシーに飲み込まれながら
[インタビュー]民主主義のための両極化ーー右翼ポピュリズムを瓦解させるには
2
われわれにはヨーロッパが必要だーー新たな頑迷.共通の未来はどうでもよくなってしまったのか?
歯車の中の砂粒
[インタビュー]破綻のあとで
3
行き詰まったヨーロッパ統合ーー段差をつけた統合に向けて
強いヨーロッパのためにーーしかし,それはどういう意味だろうか
[インタビュー]ブレクシットとEUの危機ーー「危機の際に中道を選ぶのは死を選ぶのと同じ」
エピローグ 左翼ヨーロッパ主義者たちよ,どこに行った?
編訳者あとがき
|