出版社:岩波書店
出版日:2021年03月15日頃
ISBN10:4003220994
ISBN13:9784003220993
販売価格:572円
〈過ちを叱られた時は、部屋の出がけや階段の途中で、聞こえよがしにぶつぶつ言うこと、冤罪と思わせる効果がある〉--召使の奉公上の処世訓が皮肉たっぷりに説かれた「奴婢訓」。他に当時のアイルランドの貧困処理について述べた激烈な一文を付す。『ガリヴァ旅行記』の作者の逆説に満ちた諷刺を堪能できる味わい深い訳。
奴婢訓
奴婢一般に関する総則
細則篇
第一章 召使頭
第二章 料理人
第三章 従僕
第四章 馭者
第五章 別当
第六章 家屋並びに土地管理人
第七章 玄関番
第八章 小間使
第九章 腰元
第十章 女中
第十一章 乳搾り女
第十二章 子供付きの女中
第十三章 乳母
第十四章 洗濯女
第十五章 女中頭
第十六章 家庭教師
宿屋における召使のつとめ
ディーンの家僕(しもべ)の守るべき掟
アイルランドの貧家の子女がその両親並びに祖国にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案
訳註
漱石のスウィフト……………深町弘三
解説……………深町弘三
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