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出版社:岩波書店
出版日:2020年06月27日頃
ISBN10:4000614118
ISBN13:9784000614115
販売価格:4,290円
世界で最も有名な内部告発者として尊敬を集めるエルズバーグは、先制核攻撃を含む米国核戦争計画の重要な草案者の一人でもあった。一触即発で第三次大戦になりかねなかった事件など知られざる歴史的事実も含め、内に秘めてきた米国核政策の内実を明らかにした渾身の書き下ろし。核の危機に対するリマインダーとして必読の書。
プロローグ
序 章
第I部 爆弾とわたし
第1章 どうしてこんなことを? --ある核戦争計画者の来歴
第2章 指揮統制ーー大惨事突発を防げるか
第3章 権限委譲ーーボタンに伸びる指の数は?
第4章 岩国ーー記載のない核兵器
第5章 米国太平洋軍ーー中国を攻撃する
第6章 戦争計画ーー「統合戦略能力計画(JSCP)」を読む
第7章 バンディにブリーフィングする
第8章 「わたし」の戦争計画
第9章 統合参謀本部への質問ーー死者は何人出るのか
第10章 ベルリンとミサイルギャップ
第11章 二つの演説の物語
第12章 わたしのキューバ・ミサイル危機
第13章 キューバーーその真相
第II部 世界滅亡への道
第14章 都市を爆撃する
第15章 都市を焼き払う
第16章 一国の国民を殺す
第17章 世界滅亡の危険を冒す1--大気の発火
第18章 世界滅亡の危険を冒す2--地獄の爆弾
第19章 ストレンジラヴ博士の不合理
第20章 先制使用の威嚇ーー米国の核兵器を使用する
第21章 世界滅亡装置を解体する
謝 辞
訳者あとがき
原 注
人名索引/略語一覧
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