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出版社:岩波書店
出版日:2012年02月24日頃
ISBN10:4000230484
ISBN13:9784000230483
販売価格:1,760円
「3・11」という経験は、何を問いかけているのか。ひとびとにとっての経験の複数性をどう考えるか。いくつもの経験を記憶し続けていくために何が必要か。現在進行形の問題を、歴史的な視座と国内外を貫く問題意識から思想的に掘り下げる。第一線の研究者の座談会と論考、ジャーナリストのルポから、今後の思考や行動へのヒントを探る試み。
はじめに
ルポ ひとびとの3・11
津波の現場から
--岩手県山田町 記憶と記録と体験と 葉上太郎
座談会
津波被災地から考える 栗原 彬,苅谷剛彦,杉田 敦,吉見俊哉
海猫と学校 苅谷剛彦
津波後 テッサ・モーリスースズキ
--ローカル,リージョナル,グローバルな復興への道筋
ルポ ひとびとの3・11
原発避難の現場から
--福島県大熊町 帰れる? 帰れない 帰らない 葉上太郎
座談会
原発危機のただなかで
栗原 彬,テッサ・モーリスースズキ
苅谷剛彦,吉見俊哉,杉田 敦
福島で遭遇する二つのラッキードラゴン
--放射能下のアートの転生 栗原 彬
3・11以後の論理と心理 杉田 敦
放射能の雨のなかをアメリカの傘さして
--「長い戦後」と核をめぐる省察 吉見俊哉
執筆者紹介
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