|
出版社:公硯舎
出版日:2017年11月11日頃
ISBN10:4990846133
ISBN13:9784990846138
販売価格:1,870円
“かっこちゃん”こと山元加津子さんならではのぼんやりと失敗ばかりのエピソード、心を揺さぶり続けた大切な出会いを、やさしくやわらかな心あたたまる挿画80点とともに、あますことなく描いていきます。
30年以上にわたり特別支援学校の先生として、子どもたちからは友だちのように親しまれ、たくさんのことを教わり、一緒に笑って泣いてすごしてきた“かっこちゃん”。現在では、毎日往復1時間をかけて元同僚“宮ぷー”のリハビリに通い、隔週土日の講演活動で全国を飛びまわる忙しい日々です。講演会では皆さん、クスクス笑ったり、チョッピリ泣けてしまったり……。本書にはそんな講演会の雰囲気があますことなく収まりました。
かっこちゃんが講演会場に迷わず着けるよう毎度お連れしている自称・付き人の“小林さん”は、かっこちゃんのことをちょっとむずかしく「絶対的平等観の持ち主」といいます。講演会が終わったあとの皆さんとの団らんでは「どういうふうにして、今のかっこちゃんが『できあがった』のですか」と聞かれたりもします。
本書では、かっこちゃんが小さいころから考えてきたこと、失敗ばかりしていてもお父さん・お母さんが「ありのままの小さなかっこちゃん」をそのまま受けとめてくれた数々のエピソード、そんなふうにして「全部、だいじょうぶだった」「どんなことも、いつかのいい日のためにあった」ことなどを体感して大きくなっていく様子を、リハビリの仲間でもある画家“ちかちゃん”の手になる総数80点の心あたたまるカラー挿絵とともに、いきいきと描いていきます。
全約50編。今も“かっこちゃん”を支え心を揺さぶり続ける出会い、皆さんと一緒につむいだやさしい時間のすべてがここに再現されました。
はしがき
1 時間の秘密 『三丁目の夕日』のようなころ 手作りの暮らし ご近所さん 花や虫と友だち ウンチはどこへ行ったの 遊びの天才 お母さんってやさしい どんなことも大丈夫 オタマジャクシとシマウマ シロツメクサ 守られて挑戦 時間は味方 月曜ナイター ジャングルジムと青い空 天とつながる方法 算数のテスト事件 給食費事件 魔女になりたい(全19編)
2 答案の余白に想いを書く 逆上がり事件 宝物の消しゴム 特別支援学校の教員となって お互い様で生きている ありがとうの花が咲くよ 本当はみんな仲良くしたい 自分の名前で絵を飾る 『1/4の奇跡』の映画 誰にも深い思いがあるという確信 生まれたときからみんな知っているという確信 白雪姫プロジェクト 出会いは宝物 学校でキャンプ(全14編)
3 幸せってなんでしょう いじめなんかしたら…… みんなに素敵なところがある 世界中の人々の幸せを祈る 校長先生が作った学校で エレベーターがなくても お経を書いた旗 不思議な記憶 ギータちゃんと出会う 祈るということ 巨大地震。再びネパールへ あなたの悲しみはわたしの悲しみ 分けること、分けられること 伝えたい思い、貫く行動 みんなが大きな約束ごとの中に(全15編)
あとがき
|