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日本の近代活字

出版社:朗文堂
出版日:2003年11月
ISBN10:494761370X
ISBN13:9784947613707
販売価格:16,500円
鋳造活字を用いた活版印刷術の発明はヨーロッパ近代の成立を促したが、日本においてもその導入と普及は近代化の推進に欠かすことのできない原動力であった。そこにきわめて大きな役割を果たしたのが、長崎に生まれ長崎に没した本木昌造である。自ら活字の鋳造を試み、対訳本を印刷出版するなど早くから活字の重要性に着目した本木昌造は、明治二年に上海・美華書館のウィリアム・ガンブルを招聘し、率先して活字の製造技術を習得した。その技術のうち最も重要なものが、字形の複雑な漢字活字の製造に適した「蝋型電胎法」という母型製作法である。金属鋳造活字による印刷というアイデアをそれ以前の日本人が知らなかったわけではなかったが、一五世紀のグーテンベルク以来、途絶えることなく活版印刷の歴史を刻んできたヨーロッパと違い、日本におけるその系譜は近世初頭で断絶している。さらに幕末に至り、本木以外にも多くの人が和文鋳造活字の製造を試みているが、これらも明治近代へと引き継がれることがなかった。技術を習得した本木昌造は、ほどなく長崎に新町活版所を設立し、矢継ぎ早に大阪、京都、横浜、そして東京へと進出していった。本木の近代活字は長崎から日本各地へともたらされた。本木昌造による鉛鋳造活字の製造と実用化、事業化によって、近代活版術ははじめて日本に定着していくのである。
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