人生謎解きトリップ

ベストセラー作家、本田健氏の助言がきっかけで誕生した、 親子で読める世界一やさしい目覚めの一冊！ 読むほどに「本当の自分」に出逢う、59の不思議な物語！ 大人になった自分が、10歳の自分と対話する！ わずか10歳で1年間の一人暮らしを経験した、著者のけんちゃん。 毎晩の孤独な時間の中で生まれた、人生に対する根源的な問いかけ。 後に夢を叶えアニメソング歌手になったり、事業家として成功を掴んだり....。 はてさて、そのとっておきの方法とは！？ 「人生って意味があるのかな？」 「自分は何のために生まれてきたんだろう？」 「死んだら自分は永遠になくなるんだろうか？」 そんな疑問を感じたら、是非、この本を開いてください。 時空を超えて、きっとあなたの使者が現れるでしょう！ けんちゃん　本当にやりたいことだけやって、人生うまくいくの？ 健治　　　　それが思考の罠やねん。「やらなければならないことは、やらなあかんはずや」いう催眠術にかかっとるんや。そんなん、「やりたいことだけやる人生は、めっちゃ楽しい」に書き換えたらええねん。実際そうなるから。 けんちゃん　うん、僕も岡田くんに比べたら、ソフトボールうまく「ない」し、身長も高く「ない」し、学校の勉強もでき「ない」し、家柄も良く「ない」って思うわ。 健治　　　　そうやろ？　せやから、他人との比較をして「ない」に焦点を当てる代わりに、比較対象を全くなくして、ただただ自分の外側と内側には充分に「ある」ということに焦点を当てたらええんや 健治　　　　ちなみに氣っていう漢字にも意味があんねん。一般的に使われてる「気」という漢字やと中の文字が〆になっとるやろ。〆は閉じ込めるって意味やから、エネルギーを閉じ込めてしまうんや。それに比べ、「氣」の漢字の中の文字は米になっとるやろ。この米の文字にはエネルギーを八方に放つという意味があるんや。 けんちゃん　なるほどぉ。だから「氣」って書くんやね。「氣」ってエネルギーの状態のことなんやぁ。 けんちゃん　全員が、その「天命」や「天職」に氣づけるの？ 健治　　　　それが、多くの人は、氣がつかないまま一生を終えるんや。 けんちゃん　なんでなん？ 健治　　　　「天命」や「天職」を受け入れるには、今の自分を忘れる必要があるからやねん。『夜と霧』の著者、ヴィクトール・フランクルは「自分を忘れたとき、本当の自分を発見する。本当の自分を表現するとき、自分はいなくなる。」って言うとんねん。自分はいなくなるっていうのが、「天命」や「天職」を受け入れて、本当の自分を生きるってことなんや。（本文より）