京急沿線の近現代史（全1巻）

第45回「交通図書賞」受賞（2020年3月）。 120年の京急を繙く、をキーワードに、絵葉書・写真・図表で分かりやすく解説した私鉄沿線史。沿線各地域での生産活動や住居・娯楽といった生活の在り方が、臨海工業地帯の発展とともにどのように変わっていったのか。京急に加えて、企業家、自治体、地域有力者、住民など多様な主体に注目。特徴として戦前、戦時、戦後に一貫した軍隊の存在がある（帝国陸海軍、占領軍、在日米軍、自衛隊）。 さあ、赤い電車で小さな心の旅に出よう。 第1章　世界史のなかの京急沿線　第2章　川崎ー初詣からハンマーへ　第3章　羽田・蒲田・大森ー行楽、空港、高度成長　第4章　品川ー帝都直通の夢　第5章　鶴見〜新子安ー生活と生産の相剋　第6章　日ノ出町・黄金町ー直通、戦災、占領　第7章　上大岡〜杉田ー戦後開発の優等生　第8章　富岡〜金沢八景ーおもしろき土地の大衆化　第9章　逗子海岸と馬堀海岸ー残る砂浜、消えた砂浜　第10章　安針塚〜横須賀中央ー軍都の戦前と戦後　第11章　浦賀と久里浜ー工業化とその蹉跌　第12章　三浦海岸〜油壷ー三崎直通の夢と現実　あとがき、関連年表