レディ・フィオーナ カナーヴォン伯爵夫人の物語

全世界に旋風を巻き起こし、空前のヒットとなった華麗なる英国貴族のドラマ『ダウントン・アビー』。2019年には映画化され全米で大ヒット、日本でも2020年1月に待望の公開を迎えました。そのロケ地となった古城こそが、本書の舞台です。城の存続の危機を幾度も乗り越え、今に受け継がれたハイクレア城を、8代目伯爵とともに切り盛りするのはレディ・フィオーナ・カナーヴォン伯爵夫人。“リアル・ダウントン・アビー”の物語の主人公です。 「私はこの城と結婚したの」と微笑みながら、どんな苦境に立たされても、フレッシュな感性を持ち、気取った貴族のイメージとはほど遠いレディ・フィオーナ。生涯ついて回る伯爵夫人という称号と彼女がどのように付き合い、前向きに生きるか。「相手に豊かに与えることにより、自分自身が花開く」という彼女の勇気ある生き様は、私たち一人ひとりの生き方にもヒントを与えてくれます。ドラマ以上に波乱に満ち溢れる代々の領主と伯爵夫人の歴史をはじめ、優雅なインテリアや歳時記まで、リアル・ダウントン・アビーの物語をご覧ください。