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出版社:明治美術学会
出版日:2021年12月18日頃
ISBN10:4908287414
ISBN13:9784908287411
販売価格:3,300円
明治美術学会が毎年12月に刊行する日本美術史の論文集。2021年12月刊行の本書の特集論文は「近代日本画の“新古典主義”再考」です。
会員による図版や表を交えた意欲的な論文を掲載し、美術館、博物館、美術史研究者に購読されています。
〔第30号記念〕対談 むかしがたり 金子一夫+丹尾安典
〔第30号記念 特別寄稿〕近代日本美術研究の現在 佐藤道信
〔第30号記念 特別寄稿〕義足考 1867-1905 木下直之
特集 近代日本画の"新古典主義"再考
特集解題 近代日本画の"新古典主義"再考 塩谷純
安田靫彦靱彦筆《風神雷神図》考 昭和戦前期における日本美術院の絵画表現について 椎野晃史
土田麦僊の花鳥画と古典絵画観 二つの《罌粟》を中心に 長嶋圭哉
新古典主義と岸田劉生 中野慎之
タブローへの道 昭和初期洋画における「脱・大正」の試み 河田明久
[公募論文]
公募論文の査読結果について 河上眞理
やまと絵画家・高取稚成の画業について 田中純一朗
占領期における新日本美術会の活動 支援者中村勝五郎をめぐって 川村笑子
松本竣介《街》連作における「カメラの眼」 寺田寅彦の映画芸術論を参照軸にして 大久保辰眞
下岡蓮杖筆《函館戦争油画》の考察 中島三郎助肖像写真とともに 山口順子
研究発表〈要約〉
和田英作《松林(下絵)》と岩崎彌之助高輪邸 泰井良
国安稲香と京都の近代彫刻 田中修二
山川秀峰の生涯と画業 表現の模索から舞踊画へ 吉井大門
塚本岩三郎と「眼の教育」の起業 上野パノラマ(帝国トウ画)館開設と「東京造画館」の展開 長田謙一
新日本美術会と戦後美術団体の再編 GHQ/SCAPとの関係から 川村笑子
ヒトラー政権の芸術政策に対する日本の態度について 江口みなみ
「森田恒友展」と恒友の滞欧期について 紀行文と葉書を手がかりに 吉岡知子
大橋翠石展と甲斐虎山展を通じて見えてきたもの 独立作家研究の方法論 村田隆志
イタリアにおけるラグーザ・玉再考 河上眞理
2021年研究発表・活動
青木茂さんを送る 森田恒之
編集後記 児島薫
『近代画説』投稿・審査規定
〔明治美術学会会員業績録〕2020年4月1日〜2021年3月31日
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