紫式部のオーラ

『源氏物語』をもっと気軽に、遊び心で楽しみたい方へ。本書一冊で全編を読了した気にさせる本。 「桐壺」から「夢の浮橋」までの『源氏物語』全編をたどりながら、その歴史的背景、作者・紫式部の物語のプランや表現上のトリックなどをまじえて綴る批評的「あらすじ」本。 光源氏は悪（ワル）？／幼女婚への道／ロミオとジュリエット？／淫奔な仏弟子、光源氏／紫式部、清少納言を蹴っ飛ばす／どうして主人公は「美男美女」ばかりなのか？／玉鬘の悲劇／結婚、平安時代的／源氏は天才的芸術家、ダ・ヴィンチ？／柏木、源氏のハラスメントで病死／夕霧はストーカー／色即是空、この世はむなしい／浮舟の物語は終わらない　他