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出版社:共和国
出版日:2016年12月01日頃
ISBN10:4907986335
ISBN13:9784907986339
販売価格:2,970円
たとえば2011 年の原発事故や安保法反対デモのメディア報道。たとえばヘイトスピーチ。なぜひとはその「ことば」がおかしいとわかっていながら、「主観性の生産」に服従してしまうのか? あるいは住宅ローンや奨学金をはじめとする「負債」、あるいは日常生活はむろん自然までも支配し管理するネットやGPS によるコントロール社会に、なぜひとはこうまで隷従してしまうのか? そして、では、新自由主義下を生きる人間が、こうした隷属状態と訣別し、「平等」を実現するにはどうすればいいのか?
前著『〈借金人間〉製造工場』によって日本でも話題になった社会学者/思想家が、ガタリ、ドゥルーズ、フーコー、バフチンらを援用しながら試みた、《反─ 資本主義》の哲学的実践!
日本語版序文
序章 ロゴスか機械か
第1章 生産と主観性の生産 社会的服従と機械状隷属とのあいだ
第2章 主観性の生産といわゆる生産におけるシニフィアンの記号学と非シニフィアンの記号論
第3章 複合的記号論
第4章 対立と記号体系
第5章 「社会のクズ」発言と行為遂行的なものにたいする批判
第6章 主観性の生産における言説的なものと実在的なもの
第7章 言表行為と政治学 民主主義をパラレルに読むーーフーコーとランシエール
原注
シニフィアンの専制とつっかえつっかえ話す権利 解説にかえて(松田正貴)
訳者あとがき(杉村昌昭)
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