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出版社:里山社
出版日:2020年07月15日頃
ISBN10:4907497113
ISBN13:9784907497118
販売価格:2,860円
もうひとつ、
同じ世界の別の片隅に窓が開いた。
何が同じで何が違うのか。
同じところはまるでおんなじで愛おしく、
違うところはわれわれが想像していたより
はるか遠くにまで広がっていた。
ー片渕須直(アニメーション映画監督)
日本の支配と戦争の只中も、慈しんだ家族の日常。祖国・韓国は日本の植民地下。独立を夢見て亡命した中国は日中戦争に突入。避難生活を余儀なくされた大韓民国臨時政府夫妻の姿を、我が子に希望を託す「子育て」の視点から綴った日記をグラフィックノベル化。赤ん坊の成長を主眼にしながら、日本軍の泥沼戦、先行きの見えない韓国同胞、泰然自若とした中国人の知られざる姿を繊細に描きだす。
1 ジェシーの誕生
2 戦争のはじまりと百日のお祝い
3 船上で歌う「アリラン」
4 空襲とはじめての「オンマ」
5 バスの旅と中国大陸の人びと
6 ジェシー1歳。まとまらない独立運動
7 父の不在と爆撃の日々
8 次女、ジェニーの誕生と空襲
9 姉妹の成長と長引く戦争
10 母の病と戦争の終わり
11 志なかば、帰郷へ
エピローグ ふたたび、ソウルにて
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