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出版社:ミツイパブリッシング
出版日:2022年04月27日頃
ISBN10:4907364253
ISBN13:9784907364250
販売価格:1,980円
未来の世代に、どのような教育を手渡すべきかーー
なぜ学校は変わらないのか、ゆとり教育で学力は低下したのか、不登校をなくすためには?
学びの現場、行政の現場で昭和・平成の教育と向き合った3人が、未来が求める教育を説く「開眼の書」。
1 いつの時代もゆとりはつぶされてきた
単位制は高校を変えたか/なぜ学校は変わらないのか/「丸投げ」か「自由」か/「ゆとりはよかった」という子どもたち/小学校の先生は総合学科に向いている/ゆとり教育で学力は低下したのか/「ゆとり」とブルシット・ジョブ/伊那小詣で現象/アクティブ・ラーニングのマニュアル化?/不登校をなくすために大切なこと/教師にはフリーハンドを/大人を信じられない子どもたち/いつの時代も「ゆとり」はつぶされてきた/教育とは太古的なシステムである
2 学校教育は缶詰工場ではない
学校以外は義務教育にあらず/私立校は廃止の予定だった?/オルタナティブスクールの子どもは不登校扱い/大検はむずかしかった/高一の数1必修問題/バイパスがあると学校に来なくなる?/フィンランド騒動/大学の淘汰と文部行政/学校選択するなら一国二制度?/地域に高校が一つしかない子どものために/高等教育一〇年計画は失敗だったのか/大学進学率の頭打ち/高学歴一辺倒の終わり〜進路の多様化/大学が専門教育機関に/誰が学校教育の理念を決めるのか/臨教審のパラドックス/教育基本法の精神にのっとる/消えたユニバーシティカウンシル/公設民営の学校/学校教育は缶詰工場ではない
3 学術は公共のもの
学術会議の任命拒否/学者と大学人は違う/学術は公共のもの/反知性主義の見分け方/「七人の侍」と「ワイルドスピード」/加速する自由権の侵害/公共の福祉と「考え、議論する道徳」/軍事研究と学術会議廃止論/手塚治虫と公共性/画一化か個性化か/新幹線授業と落ちこぼれ/吹きこぼれの子どもの学び/学校はお店ではない
4 自由化のもとで起きていること
教育と市場原理/格付けと多様性は共存できない/評価のための評価/スケープゴートになった大学/日本版ディグリー・ミル/看護学校と看護学部/医学教育と生涯学習/多様な進路を作る/医者になった大リーガー/ブルシット・ジョブとエッセンシャル・ワーク/認可寸前だった森友学園/加計学園の真相/新設薬学部はどうなったか/合併特例債というからくり
5 学校を中心に未来を描く
令和の新合併論/高校を自治体の核にする/オープンな学校へ/地域で学校を見守る/廃校を決めるのは誰か/オンライン講義の利点/共同体は時間を超える/短期的な株式会社モデル/方言教育の変遷/教科書採択と地方分権/戦後新制高校が目指したもの/外国語は英語以外でもいい/なぜ教育への公助を嫌うのか/「子どもたちをよろしく」/コロナ下の子ども政策/厚労省の学習支援/子どもの好きにさせればいいじゃない/子どもを公助で支える/高校無償化と学習権の保障/子どもに休息を、学校に余白を
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