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出版社:鼎書房
出版日:2023年05月25日
ISBN10:4907282885
ISBN13:9784907282882
販売価格:2,750円
第23号を迎える三島由紀夫研究、今回は2015年の第15号に次いで三島由紀夫の短篇小説についての特集をメインとし、
「山中湖文学の森 三島由紀夫文学館 第17回レイクサロン」(2022年10月30日)において、「マチネの終わりに」「ある男」などヒット映画の原作を執筆された芥川賞受賞小説家・平野啓一郎氏による特別講演「三島由紀夫の存在論」を収録。
《山中湖文学の森 三島由紀夫文学館第17回レイクサロン 特別講演》
三島由紀夫の存在論ー…講師 平野啓一郎
「酸模(すかんぽう)」とモダニズムーあるいは一九三〇年代後半における〈空洞〉…鈴木貴宇
コント・新聞・一九五〇-三島由紀夫「日食」論ー…斎藤理生
三島由紀夫「手長姫」論ー「クレプトマニア」の視座からー…山根由美恵
「ゲーム」前夜の「物語」-三島由紀夫「雛の宿」試論ー…大西永昭
水の都/水の影
-三島由紀夫『橋づくし』考ー幸田文『流れる』を媒介にして…関 礼子
三島由紀夫「孔雀」にみる創造神
-中井英夫「虚無への供物」との比較からー…小松史生子
「蘭陵王」試論ー音楽の言語化をめぐって…和田 崇
■評 伝
「終末感」の最中から 『純白の夜』『愛の渇き』『青の時代』…松本 徹
■資 料
三島由紀夫著「盗賊」について…犬塚 潔
■断 想
加曽利達孝さんのこと…佐藤秀明
■書 評
藤田佑 著『小説の戦後ーー三島由紀夫論』…田中裕也
Thierry Hoquet 著 Mystère Mishima (『ミステール・ミシマ』)…竹本俊雄
ミシマ万華鏡 山中剛史/有元伸子/久保田裕子/佐藤秀明
編集後記 佐藤秀明
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