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出版社:科学出版社東京
出版日:2020年08月26日頃
ISBN10:4907051573
ISBN13:9784907051570
販売価格:6,380円
皇帝が製作し、皇帝が愛でた、皇帝しか所有を許されない陶磁器とは!!
皇帝たちは、美しい陶磁器に現世の王者としての夢を託し、来世にも変わらぬ安楽を願った。
陶磁器の美、それは「空」という俗世から離れた禅の境地にあり、国の古代からの天人合一の宇宙観を表し、文人には心の解放をもたらした。
太古の昔に人と土の対話から原始青磁が生まれ、時代の息吹を反映して発展、高度な染付技術の発達で艶やかさを競うにいたった。
中国陶磁器の歴史は一幅の長編絵巻であるといえる。
第一章 人と土の対話ー文明の曙
第1節 農耕と陶器の神 神農氏
第2節 磁器の発明
第3節 毛筆の符号
第2章 ひと筋の春の流れー文人好みの青磁芸術
第1節 山陰道上を行けば、鏡中に遊ぶが如しー三国両晋時代
第2節 仏光仙境の投影ー南北朝
第三章 百花繚乱、帝王の夢
第1節 鷹揚華麗な唐代陶磁
第2節 精巧優雅な宋代陶磁
第3節 雄渾質朴な元代陶磁
第4節 色彩濃密な明清陶磁
第四章 果てなき春の夢ー陶磁器文明
第1節 陶磁器と帝位復活の夢
第2節 陶磁器と翰墨の新しいスタイル
第3節 陶磁器と国内外の文化交流
後記
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