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出版社:ブックスタート
出版日:2022年01月20日頃
ISBN10:4902077132
ISBN13:9784902077131
販売価格:1,100円
2001年4月に12自治体で開始され、二十歳を迎えた日本のブックスタート。これまでの20年間で、約7,860,000人の赤ちゃんが対象となりました。各地で作り上げられてきた活動は、どのように深まり、広がってきたのでしょうかー。
自治体職員、ボランティアの方々、保護者のさまざまな言葉を、「行政」「図書館」「母子保健」「子育て」「地域づくり」「赤ちゃんと保護者」「世界」などのキーワードに沿ってまとめました。
活動のこれからを考える上で、参考となる声も満載!村木厚子さん(元厚生労働省事務次官)からの寄稿や、20年間の実施自治体一覧も 掲載しています。
序文
日本のブックスタート20周年によせてーピーター・ジェンキンス
みんなで何ができるかー村木厚子
第1章 行政
市民にとって、市役所はひとつ。タテ割り行政のヨコ連携が始まった/連携は、ほかの事業にも波及/「すべて」が対象/自治体の基本施策に結び付け、継続を確保する/予算確保/社会福祉協議会と共同募金/市民からの寄付、基金/ふるさと納税、クラウドファンディング/市町村合併/担当者が代わっても継続するために
第2章 図書館
赤ちゃんに絵本がわかる?/図書館がなぜ、絵本をプレゼントするのか/親子のニーズをつかむ/「すべて」には赤ちゃん連れの利用者も/親子のサードプレイスになった図書館/バリアフリーからユニバーサルデザインへ/積極的にアウトリーチする図書館/フォローアップ/新たな図書館活動へ
第3章 母子保健 子育て
母子保健における絵本の新たな可能性/切れ目のない子育て支援/子育て支援でも「すべて」は重要なキーワード/健診の受診率や満足度の向上/赤ちゃん訪問事業/実施機会を柔軟に創出/母子保健でも、シェアブックス/ブックスタートは保護者のためにも/保護者自身の気付きを促す、読みきかせの体験
第4章 地域づくり
始まりは、市民の声/ボランティアの募集、協働、業務委託/手作りバッグで親子を応援/事業存続の危機を市民が救う/市民自身の生きがいにも/学生たちもブックスタートに参加/まち全体に理解を広げる/ブックスタートをきっかけに、地域に暮らす大人がつながる/少子高齢化の地域における子育て支援の一環にも/日本語以外を母語とする親子とも心が通じ合う/東日本大震災と地域の絆/コロナ禍でもできることを/ブックスタートに共感した書店が、地域づくりの観点からサポート/赤ちゃんの笑顔と「社会の母性」
第5章 赤ちゃんと保護者
親子はブックスタートでのひとときを楽しんだ/保護者が絵本への関心を深める/ラッコのバッグ/さらに、その先の未来へ
第6章 世界と日本
グローバルネットワーク/活動組織で共有しているポイント/世界の活動から イギリス、カナダ・ノバスコシア州、韓国、南アフリカ/ウェルビーイングという願い
ブックスタートの大切な5つのポイント
ブックスタート実施自治体一覧
NPOブックスタート 組織について 歴代役員/法人会員/事務局
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