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出版社:ユニプラン
出版日:2017年12月06日頃
ISBN10:4897044456
ISBN13:9784897044453
販売価格:1,650円
異例の短期間で近代化を達成した明治の日本。
しかし、新政府の急激な欧化政策に、庶民たちは
ドタバタの連続だった……。
洋装、断髪、肉食、廃刀、改暦、苗字許可、
学制、鉄道敷設、混浴禁止などなど……当時の新聞・雑誌から拾った、文明開化にまつわる101のとっておきエピソードを収録。
明治維新は、日本史上他に類を見ないほど、庶民の風俗に大きな変化を与える出来事でした。
維新に伴う文明開化によって、和服が洋服になり、チョンマゲが散切りになり、帯刀が丸腰になり、肉食が解禁になったのです。
しかし、「西洋では二百年かかった近代化を日本は七、八年達成しようとしている」と在日英国人が感心するほど、明治新政府は、急ピッチで近代化を進めました。
政府の急激な欧化政策に、振り回されたのは庶民たちでした。その結果、現代人から見れば、珍奇であったり、滑稽であったりするエピソードがたくさん生まれました。
本書は、そうした庶民たちにまつわる「おもしろ話」を集めたものです。明治初期には、多くの新聞、雑誌類が発行されており、その記事の中からも興味深いものを取り上げ、わかりやすく紹介しています。
何と浅はかなとつい噴き出してしまう話も多いのですが、我々のごく近い先祖たちが、文明開化の流れの中で、どんな反応を示し、
いかなる行動をとったかを知ることは、新たな文明社会を考えるうえで、きっと意味のあることと思われます。
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