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出版社:三元社
出版日:2020年09月28日頃
ISBN10:4883035158
ISBN13:9784883035151
販売価格:3,190円
美術史学の誕生から100年あまり。いま、美術作品へのアプローチは多元化し、研究者の立場や方法意識自体が問われている。『西洋美術研究』第20号の節目に未来を見据え、美術史学の「方法と実践」を再検討する。
《特集》
■序言
三浦篤「第20号を迎えて」
■論文
阿部成樹「様式と歴史」
木俣元一「中世図像学の展開:ディドロンからシャピロまで」
平川佳世「前近代の美術と社会:工房、組合、市場、政治」
田中正之「近現代美術への社会史的アプローチ:コンテクスト論と反映論を超えて」
三浦篤「メイヤー・シャピロとフランス前衛美術史学の展開」
河本真理「美術史学/フェミニズム/ポストコロニアリズムのインターフェース」
加藤哲弘「美術史学の歴史:その目的と課題」
■研究ノート
秋山聰「聖像/偶像のエージェンシーをめぐるノート
■資料
平川佳世[編] 文献リストと解題
《特集以外》
■論文
小佐野重利「イタリア美術史における用語カプサ(capsa)の意味と機能の変容」
■覧会評
尾崎彰宏「フェルメールと風俗画の巨匠」展(パリ、ルーヴル美術館 2017年2月20日〜5月22日 ほか)
尾崎彰宏「ルーベンス:変身力」展(ウィーン、美術史美術館 2017年10月17日〜2018年1月21日 ほか)
齋藤達也「フレデリック・バジール、印象派の揺籃期」展(モンペリエ、ファーブル美術館 2016年6月25日〜10月16日 ほか);「ファンタン=ラトゥール、鋭敏な画家」展(パリ、リュクサンブール美術館 2016年9月14日〜2017年2月12日 ほか)
■報告
廣田治子「ゴーギャン展およびコロキウム報告書」
■エッセイ
マデリン・H・キャヴィネス 太田泉フロランス[翻訳・解題]「20世紀におけるトマス・ベケットの奇蹟?」
■追悼
小佐野重利「創刊号からの盟友 故中村俊春を偲び讃える」
■第20号刊行によせて 新旧編集委員より
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