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島を出る

著者:上江洲儀正
出版社:水曜社
出版日:2021年10月21日頃
ISBN10:4880655155
ISBN13:9784880655154
販売価格:2,420円
10歳の少年は、兄に連れられて故郷の石垣島を出た。 病気がなおればすぐに帰れると思っていた。 長い旅のはじまりだった。 1956(昭和31)年、島を出た宮良正吉(みやらせいきち)は現在76歳。大阪で暮らし、ハンセン病関西退所者原告団「いちょうの会」の会長である。いまだにやまないハンセン病への差別・偏見の解消をめざし、回復者の語り部として各地で自身の体験を伝えている。 ハンセン病の歴史は悲惨である。患者はらい病と呼ばれて差別され村の外へ追いやられ、隔離された。療養所内では男性に断種手術を施し、妊娠した女性には堕胎を強要した。 「この病気は死んだら喜ばれる」……。 回復した正吉は大阪の印刷会社で働いた。社会は荒波だった。恋人ができた。プロポーズの時に回復者だと打ち明けた。「それがどうしたの?」。その言葉にあたらしいふるさとができた。ふたりの子どもに恵まれた。娘に元患者だったと告白してから5 年後、新聞記事で公にカミングアウトし、ハンセン病語り部の道を歩みだした。 本書はロングインタビューの積み重ねにより、ひとりのハンセン病患者の半生を「生の声をできるだけ生のまま」「わたし(著者)自身に教えるように」ハンセン病問題の歴史をかさねあわせて書かれた「長い旅」、その現在進行形の経過報告でもある。 *宮良 正吉(みやら・せいきち) 1945年7月沖縄県石垣町に生まれる。小学4年身体検査でハンセン病罹患が判明。翌年、沖縄本島のハンセン病療養所愛楽園に収容のため島を出る。1961年患者専用列車で高校入学。1965年高校卒業後大阪で就職。2001年らい予防法違憲国家賠償請求訴訟原告団に加わる。2008年はじめて自身の体験を語りはじめる。 1章 長い「旅」のはじまり 2章「選ばれた島」にて 3章 愛楽園「脱出」 4章「希望」の新良田教室 5章「社会」へ 6章 溢れ出る…… 7章 カミングアウト 8章 退所者の孤立 9章 バラバラになった家族 10章 ふるさと
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