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出版社:新興医学出版社
出版日:2012年12月
ISBN10:4880028436
ISBN13:9784880028439
販売価格:4,620円
日本高次脳機能障害学会サテライト・セミナーの講演内容に、さらに新たな項目も加え1冊の本にまとめました。伝導失語に関連する問題を詳細にまとめたかつてない論考集、失語症に関わる臨床医、コメディカルスタッフ必読の1冊。
本書は、2011年11月に鹿児島で開催された日本高次脳機能障害学会サテライト・セミナーでの講演を核として、
伝導失語に関わるさまざまなテーマを追加し、サテライト・セミナー特集として編纂されたものである。
筆者の知る限り、伝導失語について、ここまで幅広くまとめて論じられた類書というのは、近年、ほとんど他に見あたらないのではないかと思う。そういう意味で、本書は失語症に関心をもたれている多くの読者にとって、極めて貴重である。[はじめにより]
第1章 伝導失語とは?
1. 伝導失語の診断
2. 伝導失語症候のバリエーション
-音韻と意味をめぐるエチュード:「復唱障害」の意味するものー
3. 伝導失語論の歴史的展望
第2章 音韻性錯語
1. 音韻性錯語
2. 失語症の音韻論的障害の検討
第3章 復唱障害,言語性短期記憶障害
1. 言語性短期記憶(short-term memory : STM)について
2. 純粋STM症候群をめぐって
3. 復唱障害について
第4章 特殊型,小児の病態
1. logopenic progressive aphasia
2. 発達と音韻論的障害
3. 小児の伝導失語と発達性読み書き障害ー音韻障害と音韻認識障害
第5章 伝導失語の言語治療
1. 伝導失語の言語治療ーWM障害の立場から
2. 伝導失語の言語治療ー音韻操作障害の立場から
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