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出版社:松籟社
出版日:2015年07月20日頃
ISBN10:4879843369
ISBN13:9784879843364
販売価格:2,640円
文芸映画に描かれる興隆する市民社会とファシズムの影。18世紀ゲーテの時代から21世紀の現代までをたどる。
第1章 市民社会とその他者ーヘルツォークの映画『カスパー・ハウザーの謎』(松村朋彦)
第2章 21世紀のファウストーソクーロフ『ファウスト』について(児玉麻美)
第3章 戦いの意義を決めるのは誰かークライスト『ミヒャエル・コールハース』における同一性の問題(須藤秀平)
第4章 アルプスという名の神ー『ハイジ』映像化作品の宗教性について(川島隆)
第5章 メング通り四番地ートーマス・マン『ブデンブローク家の人々』における家(千田まや)
第6章 仏独関係、映画の起源と戦争ー映画の前史ディオラマ、そして戦争を撮った三人のフランス映画の監督(阪口勝弘)
第7章 映画の中のシュタージー『トンネル』から『東ベルリンから来た女』まで(永畑紗織)
第8章 ファシズムをいかに描くかー映画『ザ・ウェイヴ』をめぐる一考察(勝山紘子)
第9章 マインホフの女性運動とエンスリーンの暗号ー映画『バーダー・マインホフ』に描かれなかった「伝説」(青地伯水)
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