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出版社:現代人文社
出版日:2017年08月10日頃
ISBN10:4877986693
ISBN13:9784877986698
販売価格:3,520円
「なぜ、あんな奴らの弁護ができるのか?」
すべての刑事弁護人はこの質問を受ける。家族から、友人から、ありとあらゆる人たちから……。この疑問は刑事弁護人にとって、“お定まりの質問”として知られている。そして、この“お定まりの質問”に対する唯一の正しい解答はない。
もっとも、一人ひとりの刑事弁護人は、その仕事を行うにあたって“お定まりの質問”に対する自身の答えを持っている。本書は、この“お定まりの質問”に対するアメリカの刑事弁護人の回答を集めたコレクションである。執筆者は、経験豊富で思慮深い刑事弁護人および教育者たちであるーー老いも若きも、女性も男性も、白人も黒人も交じっている。
執筆者は、簡潔にかつ力強く、各自が「あんな奴ら」を弁護する理由を語っている。
【Chapter】『罪を犯した者の弁護』公表から30年/どうして、こんな人々を起訴できるのか?/なぜ、あんな奴らの弁護ができるのか?/神の恵みがなければ、我が身も同じ/なぜ私は有罪の者と無罪の者を同じように弁護するのか/「あんな奴ら」を弁護することが、なぜ、本質的なことなのか/公民権を擁護すること/「私たち」と「あんな奴ら」についての考察/生の破壊ーー国家が殺害をもくろむとき/「あんな奴ら」とは我々のことだ/性犯罪者を弁護するということ/どうして、こんな人々を弁護せずにいられるのか?/フェアプレイ/弁護すること……今もなお/アメリカだけではないーー自由な民主主義社会において「あんな奴ら」を弁護することの必要性
Chapter1.『罪を犯した者の弁護』公表から30年(バーバラ・バブコック/訳:村岡啓一)
Chapter2.どうして、こんな人々を起訴できるのか?(ポール・バトラー/訳:和田恵)
Chapter3.なぜ、あんな奴らの弁護ができるのか?(タッカー・キャリントン/訳:大橋君平)
Chapter4.神の恵みがなければ、我が身も同じ(アンジェラ・J・デイヴィス/訳:田鎖麻衣子)
Chapter5.なぜ私は有罪の者と無罪の者を同じように弁護するのか(アラン・M・ダーショウィッツ/訳:四宮啓)
Chapter6.「あんな奴ら」を弁護することが、なぜ、本質的なことなのか(モンロー・H・フリードマン/訳:村岡啓一)
Chapter7.公民権を擁護すること(ヴィーダ・B・ジョンソン/訳:村岡啓一)
Chapter8.「私たち」と「あんな奴ら」についての考察(ジョセフ・マグリーズ/訳:今村文彦)
Chapter9.人生の破壊ーー国家が殺害をもくろむとき(ウィリアム・R・モントロス, Jr. &メーガン・シャピロ/訳:田鎖麻衣子)
Chapter10.「あんな奴ら」とは我々のことだ(アン・ローン/訳:大橋君平)
Chapter11.性犯罪者を弁護するということ(デヴィッド・A・シングルトン/訳:和田恵)
Chapter12.どうして、こんな人々を弁護せずにいられるのか?(アビー・スミス/訳:田鎖麻衣子)
Chapter13.フェアプレイ(ロビン・スタインバーグ/訳:大橋君平)
Chapter14.弁護すること……今もなお(マイケル・E・タイガー/訳:村岡啓一)
Chapter15.アメリカだけではないーー自由な民主主義社会において「あんな奴ら」を弁護することの必要性(アリス・ウーリー/訳:今村文彦)
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