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出版社:京都大学学術出版会
出版日:2016年03月01日頃
ISBN10:4876988862
ISBN13:9784876988860
販売価格:3,960円
同時代の哲学書で最もよく知られているのはヒューム『人間の本性について』であるが、この書を公然と批判したのがケイムズ卿の主著である本書である。彼は認識論と道徳論の二方面からヒュームの極端な懐疑思想を批判し、後の常識学派の流れを決定付ける。当時のスコットランド学派の哲学論争を垣間見ることのできる好著である。本邦初訳。
序 文
第?一?部
第一論考 苦悩の対象にいだく我々の愛着
第二論考 道徳の基礎と原理
序 論
第?一?章 道徳の基礎
第?二?章 道徳感覚
第?三?章 義務と責務
第?四?章 道徳的美徳のさまざまな序列
第?五?章 行為の原理
第?六?章 正義と不正
第?七?章 第一の自然法
第?八?章 国際法
第?九?章 道徳の基礎に関するさまざまな見解
第三論考 自由と必然
第四論考 人格の同一性
補論 第三論考を擁護して書かれた小冊子の大体を含む
第?二?部
第一論考 信念
第二論考 外的感覚
第?一?節 外的感覚による知覚〔第三版での追加〕
第?二?節 実体と性質
第?三?節 一次性質と二次性質
第?四?節 外的感覚の信頼性
第三論考 視覚についてのさまざまな理論
〔第三版での追加〕
第四論考 物質と精神〔第三版での追加〕
第五論考 力、原因、結果
第六論考 未来の出来事についての知
第七論考 暗闇のなかの超自然的な力への恐れ
第八論考 神についての知
神の単一性/神の力と知性/神の善意/まとめ
解 説
索 引
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