本ページはプロモーションが含まれています
19世紀スペインにおける連邦主義と歴史認識

著者:菊池信彦
出版社:関西大学出版部
出版日:2022年01月31日頃
ISBN10:4873547458
ISBN13:9784873547459
販売価格:4,510円
本書は、19世紀スペインの政治家、政治・社会思想家にして、歴史家でもあったフランシスコ・ピ・イ・マルガル(Francisco Pi y Margall)の生涯と彼の思想を論じた本邦初の研究書である。ピ・イ・マルガルは、「アナーキズムの父」とされたフランスの社会思想家P.-J.プルードンの思想的影響のもと連邦共和主義思想を唱え始め、また、連邦共和党を率い1873年の第一共和政期には第二代大統領として連邦共和制を宣言するに至った人物である。一方で彼は生涯を通じて歴史家としても活動も続け、多数の歴史書を著した人物でもあった。本書では、これまで見過ごされてきた歴史家としての側面に注目し、彼の連邦主義思想を歴史認識の観点から分析することで、連邦主義を支えた多元的国民史認識を描き出すことに成功している。そしてそれはこれまで当たり前とされてきた近代国民史認識への異議申し立てでもある。  なお、本書は2011年3月に京都大学大学院文学研究科へ提出した博士論文に加筆修正を加えたものであり、各章の初出は次の通りである。  第1章「ピ・イ・マルガルの連邦主義思想の分析」…2002年度京都大学文学部に提出した卒業論文(未発表)。  第2章「スペイン内の地域的多様性の発見」…「フランシスコ・ピ・イ・マルガルの歴史認識ー19世紀スペインにおける『他者の歴史』に関する一考察ー」『史林』89巻4号、2006年、65-96頁。  第3章「カントナリスモと歴史の利用」…「カントナリスモと歴史の利用ーカントン・ムルシアーノを中心にー」『史林』93巻5号、2010年、65-97頁。  第4章「大統領ピ・イ・マルガルによる歴史の利用」…書き下ろし。  第5章「自治と独立」…「フランシスコ・ピ・イ・マルガルのキューバ擁護論と歴史認識」『スペイン史研究』24号、2010年、1-15頁。
お気に入り追加
ショップ

古本・中古価格

在庫詳細
アマゾン(中古)
検索中...
楽天市場(中古)
検索中...
Yahoo!ショッピング(中古)
検索中...
au PAY マーケット(中古) icon
検索中...
メルカリ
検索中...
楽天ラクマ
検索中...
Yahoo!フリマ
検索中...
ネットオフ
検索中...
駿河屋
検索中...
ブックオフオンライン
検索中...
スーパー源氏
検索中...
日本の古本屋
検索中...
ジモティー
検索中...
Yahoo!オークション
検索中...
モバオク
検索中...
DMM通販(中古)
検索中...
HMV & BOOKS(中古)
検索中...
ebookjapan(電子書籍)
検索中...
BookLive(電子書籍)
検索中...
honto(電子書籍)
検索中...
楽天kobo(電子書籍)
検索中...
紀伊国屋(電子書籍)
検索中...
お気に入り追加

新品・買取・口コミ

履歴すべて削除

キャンペーン・割引クーポン

©2006-2025 Bookget  古本買取  運営情報