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出版社:大阪大学出版会
出版日:2015年03月13日頃
ISBN10:4872594991
ISBN13:9784872594997
販売価格:2,200円
出版後150年たつ今なお世界中の人々を魅了する『不思議の国のアリス』にこめられた遊び心や面白さを、ことばにこだわって読み解く。また、細かい語法や表現を虫眼鏡でじっとみる「虫の目」、鳥瞰図から大きな構図や仕掛けをみる「鳥の目」、時代の流れをこえてあせない魅力をみる「魚の目」といった多様な視点から迫るコラムも多数掲載し、ことば学というプリズムを通して、原著のことばと論理の多彩な輝きをとらえる。
『不思議の国のアリス』巻頭詩
プロローグ
第1章 地下の国へ
第2章 4×5=12?!-数字のマジック
第3章 ネズミの尾の上話ーねじれていく話
第4章 ぶっ飛ビルードタバタのメタ世界
第5章 おまえは誰じゃ?/おまえは大蛇!-かみあわない話
第6章 トンでもない豚児ー変身話
第7章 おかしな茶会ーないのにあるとすます
第8章 白を赤にー問答無用
第9章 ニセ海亀の学校ーしゃれ満艦飾
第10章 イセ海老のダンスーパロディ詩
第11章 ミセ掛けの裁判ーねばならぬなら、ねばならぬ
第12章 夢からさめて
エピローグ
あとがき
使用テキスト
参考文献
コラム 虫の目
1自分の足にプレゼント
2かけ算でチェック 4×5=12?!
3私は誰?
4itが指すもの
5少女は大蛇か
6豚児の変身
7ネコはイヌか
8ネコつかぬニヤ
9meaningとsaying
10トリックのレトリック
11もっとわかりやすく言えば
12選びようのない選言
13ニセ海亀誕生
14グリフォンのことば
15海の学校の教科
16所有のずれ
17何を指すのか?
コラム 鳥の目
1筒形望遠鏡
2不思議語
3キャロル登場
4登場人物の表記
5downの落し所
6メタ言語の世界
7ノックの意味
8時間/時漢潰し
9お代り
10ないのにあると
11「らしくあれ」
12全部間違えたら
13「ミセ掛け裁判」裁判
14アリスの伸び縮み
コラム 魚の目
1「不思議」のテキスト
2尾の上話ー5番目の曲がり目
3ナンセンスとノンセンス
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