|
出版社:大阪大学出版会
出版日:2010年09月10日頃
ISBN10:4872593545
ISBN13:9784872593549
販売価格:2,420円
日本初の専門分野「臨床哲学」.医療・看護・介
護・教育・学生・一般市民と共に展開する新しい
哲学は,哲学界のみならず異なる分野にも多大な
インパクトを与え続けてきた.臨床哲学とはどの
ような活動で,どのような変遷をとげてきたのか.
様々な実践を重ね,経験を積み上げてきた主要メ
ンバーの論考と,周辺で見守り,ともに歩んでき
た関係者の証言で綴る,大阪大学に発足して10
年を過ぎ,ついに示されるマニフェスト.
終わりなき途上でー臨床哲学という試み (鷲田清一)
第1部 動き出す
1.区切りをつけることー臨床哲学をどう語るのか (中岡成文)
2.さまざまな現場への取り組みー介護、ケアと臨床哲学 (中岡成文)
3.〈書かれたことば〉を聴きながらーー刊行物『臨床哲学』と『臨床哲学のメチエ』から (本間直樹)
幕間
外の語り 「これはそもそも学問なのか?という疑問は、外からも来るし、内側からも常に発生する」 (小林傳司)
内の語り 「それを臨床哲学として考えることには 欺瞞のようなものを感じざるをえなかった」 (紀平知樹)
第2部 動きを/動きながら
1 .現代社会の組織/運動としての臨床哲学 (中岡成文)
2 .知ること/動くこと (中岡成文)
3 .考える故に、 (本間直樹)
4 .行為としての哲学 (紀平知樹)
第3部 どこに向かって (本間直樹、中岡成文、浜渦辰二)
1.入口はどこか?-大学という制度の内と外で
2.何がいかに学ばれるのか?
3.哲学のはたらく場所とは?
4.それぞれの臨床哲学
5.ライフスタイルのなかで実践される哲学
あとがき (本間直樹、中岡成文)
刊行物一覧
執筆者紹介
|