|
出版社:あけび書房
出版日:2019年03月19日頃
ISBN10:4871541630
ISBN13:9784871541633
販売価格:1,650円
本書「はじめに」より(抜粋)
日本国憲法の下で「象徴」となった天皇をめぐる制度は、論争を恐れる「タブー」もあって、曖昧なまま年月を経てきました。
私たちはそこで、改めて日本国憲法下での天皇を考え、その存在や影響、果たしている役割を見つめ、国民的な議論を巻き起こしていくことがどうしても大切だ、と考えるに至りました。
平成に続く次の時代も戦争のない、平和と諸国民の共生の時代とするために、新しい時代にも天皇制度があるとすれば、どうあるべきか、過去の過ちを次代に伝えるために、いまいちど見つめ直してみたいと思います。
はじめに
1部 これからの天皇制を考える 丸山重威
1章 いま、何が問題なのか
2章 天皇発言を読み解く
3章 新時代の天皇制と天皇制をめぐる憲法論議
2部 戦前の天皇制教育から今日の道徳教育への道 岩本 努
戦後教育による近現代史認識ー本編まえがきにかえて
1章 教育勅語を普及させた「修身」と儀式
2章 教育勅語体制はどんな犠牲を国民に強いたか
3章 修身教育の行きつくところ
4章 敗戦と教育改革
あとがき
|