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コーダ 私たちの多様な語り

著者:澁谷智子
出版社:生活書院
出版日:2024年02月16日頃
ISBN10:4865001662
ISBN13:9784865001662
販売価格:1,650円
「こういう本が作りたかった」 「親が聞こえない」という一点で一まとめにイメージされるコーダ(CODA=Children Of Deaf Adults)たち。 年齢も性別も住んでいる地域も違う六人のコーダそれぞれの語りから、その多様性と共通点が見えてくる。 はじめに  澁谷智子 第1章 コーダであることの捉え方の変遷  會田純平 「コーダ」という言葉を知っても 「コーダ」というアイデンティティが確立するまで 「コーダ」にこだわりすぎた時期 コーダアイデンティティ確立以降の変化 なぜ手話を勉強するのか? コーダ以外の自分 コーダの自分、新たな章へ 第2章 コーダ三姉妹ーーそれぞれの視点から語られるコーダの経験  安東明珠花 はじめに 家族同士のコミュニケーション 私たち三姉妹の「コーダ」という言葉との出会い 「コーダ」という言葉を知った時の感情とその後 手話に対する思い 身近な存在だった手話通訳者 ろう者との思い出 姉妹とのインタビューを通して感じたこと 第3章 対話とともに変わった家族像  井戸上勝一 書くことを決めた背景 音のない世界の存在を知る 「コーダ」を自覚した出来事 体験とともに補完される記憶 社会にある「当たり前」を疑う 体験は誰にも規定されない 第4章 コーダから見た情報通信技術の進化とこれから  田中 誠 はじめに 電話 ファックス キャプテンシステム(CAPTAIN System,Character And Pattern Telephone Access Information Network System) 文字放送 ワープロ 文字電話 携帯電話 パソコン 携帯情報端末(スマートフォン黎明期) スマートフォン(現在) コーダだから身につけたもの これからのコミュニケーションツールに期待すること コーダと通訳とコミュニケーションツール 第5章 コーダの言語獲得と仲間との出会い  遠藤しおみ はじめに 二種類の人間 ホームとアウェイ 手話の広まり 「テレビがあるから大丈夫でしょ」 絆 手話を捨てるという選択 無意識の呪縛 コーダたちへ おわりに 第6章 聞こえない親の看取り介護と向き合うとき  中津真美 はじめに 私の生い立ち 誰が親の通訳をするのか 自分が決定しなければならないということ 手話ができればよかったのに 父と母の絆 お別れのあと あとがき  澁谷智子
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